GTFSとは

 GTFSはインターネット検索等の経路検索への情報提供を目的にアメリカで作られた「世界共通の公共交通データフォーマット」の事で、路線や時刻表、料金などの情報を含む静的データであるGTFS-static、位置情報や遅れ情報を含む動的データであるGTFS-realtimeに分けられます。

バス以外にも、船や鉄道の情報も公開されています。GTFSを整備し公開する事で、公共交通の利用者が情報にアクセスしやすくなる為、ユーザビリティの向上が大いに期待されます。

GTFSのイメージ
各公共交通機関からGTFSが公開されると、ユーザーは経路検索サービスなどプラットフォームを介して一括で情報を得ることが可能です。
▲GTFSのイメージ ユーザーは公開したデータを含む経路検索が可能となります。

 日本のバスはアメリカよりも複雑だと言われていますが、日本のバス事業者に合わせて国交省が2017年にGTFS-JP、GTFS-RTという「標準的なバス情報フォーマット」と呼ばれる、それぞれGTFS-static、GTFS-realtimeと互換がある形式が作られています。このGTFS-JP/RTを整備する事で公共の経路検索サービスに情報を提供できます。
含まれる情報は以下の通りです。

GTFS-JP停留所情報、路線図、便情報、時刻表、運賃 など
GTFS-RT到着予測、遅延情報、バス位置、運行情報 など

GTFSのメリット

 公共交通の情報を公開すると、GooglemapsやYahoo!マップでの経路検索にバスや鉄道の情報が載ってくることになるので、利用者は一度の検索で時刻表や路線などの情報を簡単に入手することが出来るようになるのです。また、これらの情報を踏まえた目的地までの誘導を各プラットフォームは提示してくれるので、利用者は混乱することなく交通機関を利用することが出来ます。

 たとえばGTFSが整備されていた場合、出発前に目的地までの経路検索をすると「この時間の電車、この路線・この時間のバスに乗れば、この時間には目的地に着きます。料金は〇円です。」といったように気軽に公共交通機関を使っての移動が調べられます。逆に、GTFSが無い場合は、駅や鉄道会社サイトの時刻表を見て乗る電車を決めて、目的の駅で降りた後にバス停へ向かい、今度はバスの時刻表を確認して行き先と乗る時間を決めて…と利用者が「公共交通機関を使うのは煩わしい!」と思いかねません。

▲GTFSを導入するメリット ユーザーの満足度が上がれば交通機関の価値が上がります。

 他にもGTFS-RTであれば催事・イベントによる迂回や運休・増便なども運行情報として発信できるので、より多くのユーザーに情報を伝えることが出来ます。

GTFSも新潟通信機にお任せ!

 つまり、GTFSを整備・公開するという事はユーザビリティの向上であり、公共交通機関の価値を向上させることに他なりません。

 新潟通信機では無線機を利用してバスロケーションシステムの提供をするとともに、必要な情報をお預かりすることでGTFSの登録・整備を行います。調査段階から登録が完了するまで、弊社がしっかりとサポートいたします。

▲GTFS登録のフロー 登録完了まで弊社がしっかりとサポートいたします。

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